任意売却ブログ 差押問題

任意売却ブログ 差押の問題

今日は近年、任売業界で問題になりつつ差押登記についてお話ししたいと思います。
今回は市や区など、滞納税に掛かる差押の話です。

住宅ローンの支払いが厳しい中、固定資産税などを支払えず滞納延滞されておられる方も多い事と思います。
各役所によって取り扱いは異なりますが、延滞が続くと所有している不動産に差押を入れられるケースがあります。
これば珍しいケースではなく一般的によくあります。

3年程前までは差押がついている不動産を任売する場合でもハンコ代を数万円支払えば差押を解除して頂けたのですが
近年なかなか解除に応じてもらえません。
基本的に全額支払わなければ解除に応じないという姿勢に変わってきました。

任売を行う場合にハンコ代として認められるのは通常10万〜30万程度
しかし、市からの差押が100万もある場合は話し合いが難航します。
任売の専門会社でもほぼこのような内容の場合、売却を断念しているようです。

このような事になった背景には上層部からの通達なのですが、当然これには例外もあります。
弊社は現在までの所、差押のせいで売却が出来なかったケースは1件もありません。
これは、弊社が区・市・県・税務署等との交渉に絶対的な交渉が出来るからです。
最近は同業者から役所の差押が外せないので、お客様を引き継いでもらいたいという話もちらほらあります。

抵当権の解除交渉もそうですが、やはり任意売却に一番重要なのは債権者との担保権解除交渉にどれ程の力があるかではないでしょうか。