金融機関に任意売却を断られた!

金融機関に任意売却を断られた!


金融機関に任意売却相談をしたが、断られたという方が最近増えてきています。
前回のブログでもお話をしたのですが、はやりなれない不動産会社からの任意売却の申出があっても債権者サイドとしては不信感があり、うまく話が進まない事が多々あるようです。

債権者側からすると正式な手順もとらずに、ただ単に「抵当権を抹消してください」といわれても困惑するしかないでしょう。
私が債権管理をしていた時なら即電話を切っていましたね 笑

債権者としては当然社内のルールと方針があるのでそれを熟知し、こちらから先だって資料を出すなど担当者へ配慮する事によって信頼関係を構築しているのです。
当社は基本的に銀行系及び信販会社全てとネットワークがありますので地場の不動産会社が断られた案件などの後処理等も行っています。

任意売却に一番重要なのは担保権者(債権者)との調整がいかにスムーズに出来るかという事なのです。

販売に関しては現在売却依頼を受ければ不動産流通機構という不動産会社だけのネットワークコンピュータに登録しなくてはならず、全ての不動産会社がその物件の販売を行うわけです。
ですから、不動産会社の販売力はあまり関係なくなっているのが現状です。
昔はネットもなく折り込み広告の数で販売力が変わっていましたが、近年のエンドユーザーの大半はネットで情報収集しているので近隣・遠方という差もなくなっています。

つまり、任意売却においては地元不動産会社という強みが無いわけです。
やはり任売は専門会社が一番という事ですね。